Mon, 31 Mar 2008
意馬(いば)
「心の働きが盛んで静まらないことを、走る馬にたとえていう語」。(大辞泉)
「意馬心猿」は、仏教の言葉で、心が乱れること。
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posted at: 05:05 | イノセンス ~ いぶき
Fri, 28 Mar 2008
イノケラムス
「ジュラ紀・白亜紀に栄えた海生の二枚貝」。(大辞泉)
表記は「イノセラムス」ともされる。
アンモナイトの化石と一緒に発掘されるようです。
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posted at: 07:35 | いぬざくら ~ イノシンさん
Thu, 27 Mar 2008
犬川(いぬかわ)
「犬の川端歩き」の省略。
途中で飲食せずどこかへ行って帰ってくること。
江戸時代には、散歩も含めて用もなくぶらつくことをこのように言い、蔑視していたそう。
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posted at: 06:31 | いなびの ~ いぬこりやなぎ
Wed, 26 Mar 2008
稲妻(いなずま)
稲が実るころによく起こるので、稲を実らせると考えられていた。
そこで稲の夫(つま)と呼ばれたが、「つま」が妻に変化して今のようになったという。
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posted at: 06:31 | いとめ ~ いなびかり
Tue, 25 Mar 2008
いとはん
「いとさん」とも。関西地方で、良家の娘のこと。お嬢さん。
と辞書にあるが、良家の娘でなくとも使われていたようだ。現在はあまり使われていない。
三人娘がいれば、長女を「いとはん」、次女を「なかいとはん」、末娘を「こいとはん」(短く「こいはん」)と呼ぶ。
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「こいさん」ってどういう意味ですか? 愛しい人って意味でしょうか? 恥ずかしい... - Yahoo!知恵袋
posted at: 06:08 | いとうお ~ いどむ
Mon, 24 Mar 2008
凍て蠅(いてはえ)
「寒さで凍りついたように、身動き一つしないハエ。冬のハエ」。(大辞泉)
冬の季語。
これを書いている現在、Googleで二件しかヒットしない。
posted at: 06:23 | いてぐそく ~ いどう
Sun, 23 Mar 2008
一顰一笑(いっぴんいっしょう)
ちょっとした表情の変化。人の顔色や機嫌。
誰かの一顰一笑が気になるときはありますね。
「韓非子」に「明主は一顰一笑を愛しむ」という言葉があるようです。
これは、上司はちょっとした表情を出すにも気をつけなければならないという意味。
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posted at: 07:06 | 一臂 ~ 出で来
Sat, 22 Mar 2008
イット
1927年公開の映画"It"から、性的魅力、セックスアピールのことで、昭和初期に日本でも流行した言葉。
映画はクララ・ボウという女優が主演。彼女は性的魅力の代名詞として「イットガール」と呼ばれた。
この「イット」という言葉は歌謡曲に歌われたりもしているらしい。「黒い瞼に入れ黒子 すごいイットを投げかける」など(下記リンク参照)。
関連リンク
井上篤夫の眼 クララ・ボウ(女優)
昭和初期の映画主題歌あれこれ:無声映画時代の主題歌(その1) - livedoor Blog(ブログ)
posted at: 07:08 | いづつ ~ いつび
Fri, 21 Mar 2008
一知半解(いっちはんかい)
「物事の理解のしかたが中途半端なこと。なまかじりの知識。」(大辞泉)
似た言葉に「半知半解」がある。
2008年2月に日経新聞に載った風間八宏氏のコラムが「一知半解の怖さ」と題して、サッカーで戦術用語が独り歩きすることの問題を述べていたようです。(下記リンク参照)
関連リンク
Buddy Treinar Soccer School Blog 一知半解の怖さ
posted at: 05:46 | いっしんいったい ~ いつつ
Wed, 19 Mar 2008
一壺天(いっこてん)
「一つの小天地。別天地。別世界」。
後漢書に書かれた、壺の中に別世界があるという物語から。
壺中天ともいう。
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posted at: 07:36 | いっこう ~ いっしん
Mon, 17 Mar 2008
一犬(いっけん)
一匹の犬。
「一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う」は、「一人がいいかげんなことを言うと、世間の多くの人はそれを真実のこととして広めてしまうということのたとえ」(大辞泉)。
人を一様に犬にたとえているところが面白い。
posted at: 06:15 | いっかく ~ いっこう
Sun, 16 Mar 2008
一角(いっかく)
クジラ目イッカク科の哺乳類。
雄に生える一本の角のようなものは、長い牙。
Wikipediaによると、500頭に1頭程度、2本の牙を持つ個体が存在する。
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posted at: 06:53 | いちょう ~ いっかく
Fri, 14 Mar 2008
一揖(いちゆう)
軽くおじぎをすること。
15度程度の角度のようだ。
神社の参拝の仕方を「一揖二礼二拍手一礼一揖」などという。
posted at: 06:48 | いちぶん ~ いちょう
Wed, 12 Mar 2008
一端(いちはな)
いちばん先。真っ先。
「一端駆けに」は、いちばん先にすること。樋口一葉が使っている。
「一端立って」も同じで、大阪、京都で昔から使われていた言葉のようだ。
posted at: 06:58 | いちにん ~ いちぶぶん
Tue, 11 Mar 2008
一石日和(いちこくびより)
定まらない天候のこと。
筑紫国で「降ろうごと降るまいごと」の「ごと」に「五斗」をかけて、合わせると一石になることからできた言葉という。
posted at: 07:55 | いちげき ~ いちにょ
Sat, 08 Mar 2008
一河(いちが)
ひとすじの川。同じ川。
「一河の流れを汲むも他生の縁」は「袖擦り(振り、触れ)合うも他生の縁」と同じ意味のマイナーなバージョン。(Google検索では90件しかヒットしない)
「一樹の陰一河の流れも他生の縁」とも。
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posted at: 11:55 | いたみ ~ いちげい
Thu, 06 Mar 2008
板碑(いたび)
平たい石の卒塔婆で、梵字などが刻まれてある。
鎌倉時代から江戸初期にかけてよく建てられたもので、関東に多い。
板石塔婆ともいう。
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posted at: 07:19 | いだかう ~ いたみ
Wed, 05 Mar 2008
幼気(いたいけ)
「痛き気」の音変化で、心が痛むくらいいじらしいさまをいう、とのこと。
posted at: 06:51 | いそがす ~ いたか
Tue, 04 Mar 2008
伊勢講(いせこう)
中世末から始まり江戸時代に広まった習慣で、伊勢参りをするために参加者が旅費を積み立て、くじ引きで誰が行くかを決めたもの。
くじが当たった者は代表として伊勢に参り、全員のために祈願する。
全員がいつかはあたるように配慮されていたらしい。庶民の夢であった伊勢参りが、これによって一生に一度はできたとのこと。(Wikipedia)
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posted at: 07:41 | いせい ~ いそがしい
異数(いすう)
特別の待遇。恩恵。
めったにないこと。
posted at: 07:32 | いすい ~ いせい
Mon, 03 Mar 2008
称唯(いしょう)
平安時代、天皇の前で官人が口を覆って「おお」と応答することをいった。
「しょうい」と読まないのは「譲位」と音が似ており、それをはばかったものといわれているらしい。
同じような言葉では、「定考」というものがあり、これは平安時代、官吏の昇進を定めた儀式をさすが、「上皇」との同音を嫌ってさかさまに「こうじょう」と読む。
平安時代の官吏は色々な気をつかっていたらしい。
posted at: 07:52 | いじゃく ~ いず
Sun, 02 Mar 2008
石見川(いしみかわ)
川の名前のようだが、草の名前。
タデ科の一年草で、畑や道端などの草地に生える。
石見川という川も大阪府に存在し、これが名前の由来だという説もある。
なお大阪のこの地域では、石見川というと「アキノウナギツカミ」という似て異なる草をいうらしいのでややこしい。(リンク参照)
関連リンク
イシミカワ(石実皮、石見川、石膠) - Sr.ボスケの山野草日記 (写真あり)
イシミカワ(確定) - shrykの雑記帳(ウチュウカラ ヤッテキタ)
posted at: 08:28 | いしだ ~ いしやき